②産業廃棄物分析

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」（廃棄物処理法または廃掃法）は、廃棄物の排出を抑制し、及び廃棄物の適正な分別、保管、収集、運搬、再生、 処分等の処理をし、並びに生活環境を清潔にすることにより、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的として定められています。 同法律では、廃棄物は「産業廃棄物」と「一般廃棄物」に分類されます。産業廃棄物は更に20種類の廃棄物と 特別管理産業廃棄物（爆発性、毒性、感染性のある廃棄物）に分類され、一般廃棄物は事業系一般廃棄物（事業活動に伴って生じた廃棄物で産業廃棄物以外の物）、 家庭廃棄物（一般家庭の日常生活に伴って生じた廃棄物）、特別管理一般廃棄物（廃家電製品等に含まれるPCB使用部品、 ごみ処理施設の集じん施設で集められたはいじん感染性一般廃棄物等）に分類されます。

産業廃棄物と特別管理一般廃棄物については、処理方法を判定する為に特定産業廃棄物に該当するか否かを判別するための分析が必要となります。 分析の結果が判定基準から外れたものは、特定有害産業廃棄物（特定管理産業廃棄物）として取り扱われることとなります。 埋め立て処分並びに海洋投入処分される廃棄物について、産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法に従い分析を行います。

「特別管理産業廃棄物」とは、産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、 感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するものとして政令で定めるものをいう。